『現場の相棒』誕生への道 〜出会い編〜

左:株式会社ノダキ野田社長、右:弊社専務

『現場の相棒』をしかけた2人の共通項。

・会社が名古屋市西区にある。
しかも車で約5分。スープの冷めない距離の超ご近所同士。

・どちらも老舗企業
ノダキは明治創業の老舗商社で、共親製菓は創業70年以上の駄菓子メーカー。
2人はそんな長い歴史を刻んできた会社の後継者です。

・どちらも30代
野田さんの方が少しお兄さん。一足早く2019年に社長に就任したこともあり、専務の安部の良き先輩であり、同志でもあります。

・趣味が一緒
音楽、スポーツ、ファッション、デザインなど、趣味嗜好が結構似ています。

・今の会社に入る前に「武者修行」の経験が
専務は他の菓子メーカーで製造から販売まで幅広く学ばせていただき、人間力に磨きをかけました。思わぬ才能を発揮したのが「せんべいを焼く」こと。現場の職人がうなるほど上手かったとか。

一方の野田社長はというと、高校時代にインディーズのアパレルブランドを立ち上げ、その後イギリスに渡りスケボーチームの一員となり、さらには世界大会にも出場したという、超異色の経歴の持ち主。音楽やスポーツなど、とにかく引き出しが多く、「え?あの人と友達なの?!」と、専務もちょいちょいマジで驚く広い人脈を持っています。

ちなみに、お2人の会社の位置関係はこんな感じです。2社と名古屋城は、ほぼ正三角形を描いているように見えます(笑)

マップ

そんな二人が出会ったのは、地元のとある経営者の会でした。共通項も多かった2人は、急速に仲良しになっていきました。

そんなある日ーーーーー

「なんかさぁ、一緒に何かやりたいねぇ・・・」

と、ボソッと野田社長。出だしはこんなボンヤリしたものでしたが、野田社長は仕事柄、製造業の様々な現場とのつながりがあり、現場で働く方々のご苦労を間近で見ています。

野田「夏の現場はさぁ、本当に過酷なんだよね。熱さとの戦いで」
安部「あー、熱中症対策。もう絶対に必要ですよね」
野田「そうなのよ。で、なんとかしたいと」
安部「(ふむふむ・・・)じゃあ、熱中症対策のゼリーはどうです? ゼリーならうちで作れますし」
野田「おっ! ゼリー、いいね!」
安部「塩アメやタブレットはよく見かけますが、熱中症対策のスティックゼリーは意外と市場にない気がします。」
野田「塩ゼリーか! ますますいいね! これはイケますよ!」
安部「いいっすよね、塩ゼリー!! しかも夏は冷やしておいしい!」

という感じで話は盛り上がり、あっという間に「塩ゼリープロジェクト(仮)」がスタートしました。時は2020年の1月半ば。人々が「寒いよ〜」とダウンを着込んで縮こまっている時期に、猛暑のことを心配するとは、これぞ経営者目線なのかもしれません。

それにしても、2人とも決断力と行動力、あり過ぎでは?!(笑)

こうして、現場の熱中症対策をなんとかしようと、立ち上がった2人の名古屋の若き経営者。
これが仕事としての初めての共同作業です。

さて、このあとどんな紆余曲折を経て、『現場の相棒』は誕生するのか?
この続きは次回! 乞うご期待です!

<つづく>

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