「5S見学会」のご報告 〜静岡から新丸正様チームがご来社されました〜

より良い製品を作り続けるために日頃『5S活動』に力を入れている共親製菓。改めて『5S(ごエス)活動』とは何か?をご紹介すると、「整理(Seiri)」「整頓(Seiton)」「清掃(Seiso)」「清潔(Seiketsu)」「しつけ(Shitsuke)」の頭文字をとって『5S』です。一般的にはトヨタ式のカイゼン手法による「4S」が有名ですが、ここ最近では「しつけ」を加えた『5S』も普及しています。

私たちは5S経営研究所代表の山名敏文先生のご指導のもと、「山名式5S」を学び実践しておりますが、先日「山名式つながり」でうれしい訪問者がありました。静岡県焼津市で削り節やだしパックなどのPB・OEMを手掛ける株式会社新丸正様が、共親製菓の5Sの現場を見たいと、わざわざ訪ねてきてくださったのです。

5S活動の一環で行なっている「アイデアポスト」がマスコミ各社の目に留まり、メディアの取材を受けた経験はあるものの、削り節とお菓子、ジャンルは違えど同じ食品業界の企業様から直接見学依頼を受けたのは5Sを実践してから初めてのこと。かなりドキドキしながら、新丸正御一行様をお迎えしました。

新丸正様の創業は昭和10年(1935)。「だしに、まじめに、一貫生産」というキャッチフレーズそのままに、生の鰹から加工品まで一貫生産されています。2017年に鰹節工場として日本初の対EU水産加工施設として認定され、2019年には削り節工場としても対EU認定工場となり、ダブルで「日本初」の快挙を成し遂げられました。

新丸正様も山名先生の指導のもと、長期間にわたり『5S活動』を実践されていらっしゃいます。今回の見学会のキューピット役となったのも、もちろん山名先生です。なんでも「年間250件以上もアイデアが出る会社が名古屋にある」と、新丸正の久野社長にお話しされたところ、「ぜひ見学したい!」ということになり、そこからトントントンと話が進み、見学会当日を迎えました。

新丸正様は久野徳也社長はじめ12名で、遠路はるばるお越しになられました。一方お出迎えする共親製菓は、安部社長を含めて8名。総勢20名の5S見学チームが一堂に会し、にこやかな雰囲気の中、見学会がスタートしました。

まずは会議室にて、安部社長によるレクチャータイム。会社概要や商品の紹介、5S活動とアイデア提案制度の説明、そして実際に採用されたアイデア事例の紹介などを行いました。うなずきながら真剣に話に聞き入る新丸正チームのパワーを受けて、安部社長の説明にも熱が入ります。

 

 

座学の後は、数人のグループに分かれての見学会実践編。工場内、事務所、アイデア掲示板などを順番にご覧いただきました。

 

いずれのチームも興味津々。具体的かつ切れ味の良い質問が次々と飛び出し、あっという間に時間が経っていきました。特にアイデアポストが採用になった現場では、「ああっ、これが!」「わぁ〜〜」と素晴らしいリアクションをいただき(笑)、アテンドしている私たちまで嬉しくなりました。

ひととおり現場を見ていただいたあと、再び会議室に集合。ここでも新丸正さんからたくさん質問をいただき、さすがの目のつけどころに「なるほど!」と、私たちが勉強させていただくこともたくさんありました。

お互いの職場の違いや共通点などもわかり、どんどん心の距離が近くなっていくのがわかります。このリアルな情報共有と直接の意見交換は、とても楽しく刺激的で、想像をはるかに超える有意義な時間となりました。

貴重な時間をともに過ごしてくださった新丸正チームの皆様、そしてご縁を結んでくれた山名先生に、心からの感謝を申し上げます。ありがとうございました!

そして、次回はぜひ、新丸正様の工場に見学に行きたいです!!再会を楽しみにしています。

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