厳しい時こそアイデア勝負! NHK「東海ドまんなか!」に取り上げられました

今回もテレビ出演のご報告です。NHKの地域情報番組「東海ドまんなか!」に、共親製菓が取り上げられました。初回放送は2022年9月30日(金)でしたが、見逃し配信NHK+(プラス)では、今でも視聴は可能なようです。

番組のテーマが【昭和レトロSP】なので、昔なつかしの駄菓子メーカーのひとつとして登場するのかと思いきや、それだけじゃなかった!!

なんと!!『値上げの波でも黒字!?駄菓子メーカーの挑戦』という切り口で、紹介していただいたのです\(^o^)/

もちろん、『餅飴』(今回は青リンゴ♪)の製造工程も、とても見応えのある素晴らしい映像になっておりましたが、今回の主役はこちら! 

じゃーん♪ 

アイディアポストと社長

この「アイデアポスト」は、共親製菓が以前から取り組んできた『5S活動(=整理・整頓・清潔・清掃・しつけを基軸とした指導のこと)』の一環。生産性の向上やロス削減につながる「ちょっとした気づき」や「こうしたらもっと良くなるのでは?」といったアイデアを気軽に伝えられるようにと、2019年から社内に設置しています。

今では日々、こんなにたくさんの提案書が! 「事件は現場で起きているんだ!」ではありませんが、現場目線だからこそ、こんなにたくさんの気付きが日々生まれるんですね。

アイディア提案書の数々

たとえば、餅飴を混ぜていた「ヘラ」。改善前のヘラは、餅飴に触れる面が平らで餅がくっつきやすく、重たくて作業がしにくかったそうです。

そこで改善♪ 面に細やかな凹凸のある「まな板」を改良して、オリジナルのヘラを作ったところ・・・。

おおっ! くっつかない! やりやすーーい\(^o^)/ ということで、作業効率がめちゃめちゃUPし、1日100分の時短化に成功したのです。

Before
水飴と餅を混ぜる様子

After
改良した道具で水飴と餅を混ぜる様子
ちなみに、この新しい道具ができるまでには、さまざまな試行錯誤がありました。放送はされませんでしたが、せっかくなのでお見せしちゃいましょう。本法初公開の「まな板1号(仮)」!(笑) 作業に合わせ「まな板2号」も今回追加で制作、進化させました(^-^)v

このような小さな工夫の積み重ねが、「今よりもっと良くなる明日」を作っていくんですね。

試作品のまな板製のヘラ

他にも、段ボールのストック棚に、手作りの高さ調整可能な板を制作して、空きスペースを有効活用。以前の2倍の収納力を持たせたり・・・

段ボールの収納棚を増やしたコンテナラック

餅に粉をつける際に機械の隙間からこぼれ落ちる粉を上手にキャッチして再利用。ロス削減につなげるナイスなアイデアもありました。ちなみに、取材の時は「230キロのロス削減」とお伝えしたのですが、改めて計算したところ、なんと年間1300キロのロス削減を実現しておりました。

打ち粉を削減するアイディア

アイデアポストの採択率はほぼ100%。ナイスアイデア賞、最多アイデア賞、ベリーナイスアイデア賞などを発案者に贈ることで、ゲーム感覚で楽しみながら、自ら働く環境を変えていける仕組みづくりに成功しています。

また、採用から実際に作業に取り入れるまでがスピーディーなのも共親製菓の強みのひとつ。採用された改善策は続々と増え続けており、今(2022年10月現在)では500アイテムを超える「素晴らしいアイデア」が、日々の作業を進化させています。

アイディアの数々

こうした小さなアイデアを大切に積み重ねてきたからこそ、原料高騰の厳しい今もなんとか踏ん張ることができているんですね。黒字の秘訣はアイデアにあり。これからもどんなアイデアが出てくるか?! 乞うご期待!

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